姉歯事件以降
ご存じかと思いますが、2007年6月20日に建築基準法の大改正が
有りました、姉歯事件を受けての偽装防止策としての改正が主な目的
でしたが、関連してそれ以外の内容に於いても厳しい制度が設けられました。
この影響を受け、建築時の確認申請(建築申請)が以前の数十%〜数%しか
下りない状態が続いております、政府もやっと気付いて微々たる再改正を
始めるようですが、以前の状態に戻さぬ限りは、元の状態にはなりません、
新築物件が減っていると言う事は、裾野の広い建築業界の景気は一度に
下降することは避けられません、2008年以後は建築関連業者の淘汰
倒産が一気に増加すると予想されます、当然、GDPも押し下げるのは
時間の問題です、最悪の「官製不況」が始まろうとしています。
これらは耐震偽装に端を発していますが、構造技術者から見れば、勿論
偽装は許されませんが、偽装か正規の構造設計の判断は非常に難解です、
同じ建物をある技術者が設計すればOKで他の技術者が設計すればNGで
あるケースは多々存在します、それほどに構造設計は判断が難しいのです、
単純に安全率が1.0以下は危険だとか世間では言われておりますが、
実務者の方は解っておられるでしょうが、そんな単純な計算ではありません。
我々構造設計者の業務は極端に煩雑となり、本来の設計を離れた書類
作りに日夜労力を費やしています、これでは設計ではなく事務屋だと
思われる現状です、それも絶対誤記を許さないと言う、人間が行う
作業にミスは付きものです、目下はこれらの作業には神経をすり減らして
おります。
一度改正された法令は元には戻りません、今回の改正は実務を全く理解
していないTOP官僚の大きなミスだと思います、経済活動に大きく
影響する事は考えもしなかった結果です。
2018年追記:やっと最近になり、構造審査のシステムに慣れて来たのもあり
以前ほどには神経を使わなくなりました、五月蠅かった適判機関は選択
出来る様になり、無理な指摘は出なくなった模様です、但し不整合は細かく
指摘されます、審査機関にお上からの監査があり、これを気にしての処置です。
ブロードバンド
最近新聞雑誌紙上で良く見る単語です、広帯域の意味ですが
一般に高速の常時接続通信環境を指してこう呼んでいるようです。
私の通信歴は長く、300bpsからスタートしていますが、
世の中の流れに従って、DSL常時接続環境に変えてみました、
約1年半使って見ましたが、「インターネットはこれでなくっちゃねぇ」
と言うのが実感です、全く時間を意識しないで自由に使えますので
快適です、孫が来ても勝手にアクセスしてネットでゲームしていますが
全然叱らないでもOKですから。。。
この次はFTTHの100Mbpsです、目下は関電系Kオプティコムが
最安ですね、¥4900/月(全て込み)
2005年3月、時代に遅れないよう、FTTH100Mに移行しました、
もちろんKオプティコムです、同時に電話も光IP電話にしました、
これで自宅用のNTT回線1本は残してNTTからはお別れです、
維持費もトータルでは電話基本料¥300に減りますので経費の
節約になります。
実際のスピードをTESTしますと、上り20M、下り50M程度となってます
光にするメリットは第一に安定性でしょう、ADSLでは始終回線切断を
繰り返しておりましたが、光になってからは切れなくなりました。
その後約3年以上使用していますが、安定性は良いです、光電話も
全く問題無し、経費的にも通話料+基本料で¥1500/月に納まって
いるようです(事務通話に使用で)
2018年追記:上記は既にFTTH,1Gb(1000Mbit)に変えています
上り下りともに600Mb程度出ます、既に10Gb(10000Kbit)の
環境に移行のアナウンスがあります、この先どうなるか・・・
同時に無線LAN(ローカルエリヤネットワーク)も採用しました、
4台のパソコンが繋がっていますので、同時に4台からもインター
ネットに入れます、特にノートは無線のカードですので家中自由に
移動して使えます、他のマシーンのデーターも自由に読み書きが
出来ますしプリンターも共用出来るのです。
2018年追記:上記も最早当たり前の環境ですね、目下は20年以上の
仕事データの保存のためNAS(宅内サーバー)を構築しています、
データを失うと即失業の時代です、5台のHDD/SSDにバックアップ
して、最悪の事態に対処しています。
トイレはリビングだぜ
今までは不潔、臭い、狭い、寒い、イメージのトイレでしたが最近の衛生
機器は改善が進んでその便器は食器並みの(ちょっと言い過ぎか?)
清潔さに変身しています、我家も新築に際して、試しに抗菌、防臭、
洗浄、乾燥付きを選んで見ましたが使用した感想は誠に優秀です、
当然部屋には自動換気扇を設けていますが機器内臓の防臭装置は
かなり有効で臭気が気になることはほとんどないです。
私は設計の際いつもトイレはリビングと同等の扱いにしています、
床はフローリング貼りとし広さは最低2帖、空間を広げるために
洗面所と同居、或いは風呂場と透明ガラスで仕切ることで狭さを
克服しています、トイレには優に4,5人は入れます (^。^)
ここで孫と話をしながら用を足すことが多いですが、別に苦になら
ないです、扉の鍵は勿論付いていますが誰も掛けていません。
こだわりは洗面器、最近は収納の付いた洗面化粧台が全盛ですが、
これは実用的には非常に良いかもしれません、主婦には多分好評
なのでしょう、でも洗面器はシンプルに洗面器だぁと主張して欲しい
のです (-.-)y-~~
私は大嫌いだぁ〜〜> 洗面化粧台
そこで昔ながらの洗面器を設計に組入れる事が多いです、前面は
鏡壁、収納は別に壁面に考えます、最近は陶器メーカーが洗面器の
新製品をほとんど発売しないのに怒りを感じています、唯一
INAXが2年前 L−176 を発売したくらいです、これも使って
いますがカランの形状が今一悪く使いにくいです、もう少し美しい
使いやすいデザインの洗面器が欲しいです。目下は輸入品を選ぶ
しか選択技が無いのは寂しい限りです。。。
2018年追記:やっと最近はデザイン性優先の洗面器が出てます
JW_CAD
建築知識誌1992年6月号に本格掲載された、フリーウェアーの
CADソフトですが、その操作性の良さ、完成度の高さで瞬く間に
日本のCAD界を目覚めさせた優れ物です。
私も最初は製図板とCADマシーンを並列に並べて、仕事によって
どちらか選択していたのですが、やはり急ぎの仕事になるとつい
描画時間の解っている製図板を選んでしまいます、その後の約2年間は
CADへの移行の辛い時期でも有りました、2年後にインクジェット
プロッターが登場し、思い切って導入、本格的にCAD化を計りました。
データの蓄積も出来て、その後は順調に移行し今や手書きは全く
無くなりました、スケッチすらCADに依存している始末です、
他のCADも少しは触って見ましたが、JW_CADを越える
製品には未だお目に掛かれません、今後はJWW(JW
for windows)
に移行するかと思いますが、まだまだDOS版の軽快さは捨てがたい
思いです、作者の御三家にも数度お会いする機会がありましたが、
みなさん、気さくな楽しい方で、またまた思い入れが膨らみました。
今CADで仕事が出来るのは全てJW_CADのお陰です
m(___)m
追記: やっと昨年(2001年)1月から、Jw_cad for Windowsに
完全移行しました、1年使うともうDOS版の操作は完全に忘れています
機能は当然ながらWin版が優れています、ただ軽快さはDOS版ですが
マシーンパワーが有ればWin版の勝利ですね(CPUは1GHZ以上が
お薦めです)
2018年追記:ずっとJWW(Win版)で移行しています、ほぼ完成形の
2次元CADだと思います、AUTOCAD_LT_2016も買ってはありますが
使っておりません
パソコン通信
私が最初にパソコン通信ネットに加入したのは1987年のころ
マスターネット開設時期です、このネットは最新のプロトコール
JUST-PC で通信速度 4800BPS を初めて実現していました、
でも本業の建築に関する会議室も無くスリープ状態、
その後NIFTY-SERVE に1992年入会、建築フォーラムにて、
多くの会員の方と出会い、訳あって1994年
People の開設と
ともに有志100人弱で新会議室「建築ギャラリー」への参加と
なりました、
今はインターネット全盛の時代でセミクローズドのパソコン通信は
衰退していますが、私が多くの友人を持ち得たのは何と言っても
パソコン通信のお陰です、年齢、性別、肩書き、学歴、職種に
関係なく同等にお付き合いいただけるのがパソ友(勝手な造語)の
魅力でしょう、
この歳(7?歳)で多くの方と出会えたのはとても嬉しい人生の
時期でした、これからもまだまだ出会いがあるかと期待してますが、
さて、People「建築ギャラリー」も時代の流れには逆らえず
2001年3月にて閉鎖されました、以後は無料インターネット
プロバイダー”e_group”に移りました、ML(メーリングリスト)を
使った活動になります。
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